更新: 2026.7.22
今日は航空学生の入隊後の生活について紹介しようと思います。
パイロットになりたい人向けの紹介なんですが、こんなこと紹介してなんのおすすめにもならないのわかってやってますので、どうかその辺りはご容赦ください。私は、パイロットになるための選択肢として自衛隊の”航空学生”っていう選択はありだと思います。ただ、今はこんな生活でないことは間違い無いですが、こういう世界があったっていうのを知っておいてもらって、その上でどうしても航空学生じゃなきゃいやだっていう人だけ飛び込んでもらいたいなっていう、ただ単なる老婆心的なやつです。
私の自論は航空学生じゃない道を選んでもよかったなって、経験した上で思っているので、どうかこれからパイロットになろうとしている人はよくよく色んな道を調べた上で選択してもらえたらなって思うのです。
私は航空大学と自衛隊の航空学生っていう道しか知らなかっただけです笑
私大からでもなれますからね!
高2の時に知りたかった💦
ってことで、海自航空学生の生活を紹介していく!!
入隊前
合格を告げられた後まず体験入隊していく!何日間か忘れたが、クソダサいジャージを着せられて、全国津々浦々から集められた戦士たちが、初めて顔を合わせて、何日か体験入隊する。
さっそくめんどくさいやつ🤪
海自は、朝6時にラッパの音で起床。その時は普通にダラダラ起きてましたけど、入隊後に痛い目に。
何か走って行った方が良さそうな気がしたので、小走りで隊舎の玄関前に集合・整列・点呼・体操。
終わったらそのままださいジャージで食堂へ。
諸先輩方々からの熱い視線を浴びながら食事とか済ませて、隊舎に帰る。
日中はなんか掃除したり、基本教練(右むけ右とか)、ベットメイク(シーツを綺麗にはったり)、同期になる人たちとおしゃべりしたり。
そんなこんなして、日没と同時にラッパがなる。
その時は
なぜか分かりないが、国旗掲揚台の方向を向いて気をつけ。
まじ意味わからんて思いながら、20時になると「巡検」というやつ。
その時は、「カーテンを閉めて居室で待機」といわれたのでとりあえず静かに待機。
カーテンの隙間から外を見ると、何やら先輩たちが、懐中電灯を持って腕章をつけた人から怒鳴られてる雰囲気。
もう帰りたい。あの憂鬱感、隊舎の匂い。今でも思い出すと吐き気がします笑
で、そんなのが一時間ぐらい続いてもう21時。少し同期らしい奴らと話して歯磨きをして22時に寝る。
そしてまた朝が来る。
正直何も楽しくなかった。
なんせパイロットとは無縁!?の生活が幕を開けようとしていたのだから
入隊後
体験入隊が終了して、いよいよ本格的な生活が始まっていく。
入隊式の前に2週間ぐらい、慣らし期間的なやつがある。いわゆる準備期間
この間に自衛官としての生活の仕方を教わる。
また、みんなで基地内の床屋に散髪に行く。
女子は5名ぐらいいたが、みんな泣いてた。
自分はある程度短くしていったものの、結局自衛官カットにされた。少し染めたのにとか言ってみる。
今こんなことやったら絶対裁判沙汰ですね。知らないが
で、この2週間のうちにある程度形になってくる。
何やらわからないが、少し若そうな4人組の人たちから色々教わる。
体験入隊である程度洗礼を受けていたので、意外と生活楽しいかも。
これなら2年間(私がいた時はこの学生生活が2年間でした。今は1年4ヶ月です。)余裕だなって正直思いました。みんなそう思ってた気がする。
そんなこんなで入隊式を迎える。
久しぶりの父母兄妹との再開
髪が短くなって姿勢が良くなった娘息子の姿を見て、涙を流す両親。笑う兄妹
入隊式を終えて、何やらエプロンへ。
空を上げると各部隊の航空機が目の前を順番に、等間隔でやってくる。感動
家族を隊舎に案内し、どういう生活をしているとかの近況報告
で、いよいよ家族ともお別れの時
それぞれお別れした後は、「第3総合講堂」の4階に集合
そう、聞いていたあれが始まるのだ。
台風
大体航空学生に入隊する前にみんな1回は見ている。
あの有名な「アンテナ21」。
私はもちろん知らなかった。
宮崎のど田舎にはそんな番組はない。
入隊式前に、どうやら入隊式後は「台風」がくるらしいとの情報は得ていた。
なんのことやらと思うのだが、どうやた綺麗に整理整頓された部屋が、台風が通った後かのように荒らされるのだ。しかも異常なまでに。
それがくるのがみんなわかっていたのだ。
で、みんなが集まったら全部のカーテンが閉まる(ちなみにボタンをポチッとすると自動で閉まる)
期主任という指導をメインでしてくれる人たちの中で一番偉い人が、前にたちこう言う。
「ただいまから特別指導期間を始める。」
と同時に後ろの方から「ドーー〜ン!!」とやばい音。多分机を倒したのだろう。
その音とともに「お前ら、なんで上官が話しているのに気をつけをしないんだ」ともうすでに理不尽
今まで優しく接してくれていた人たちが一斉に激怒しはじめる。
あの時の緊張感を今でも忘れない。
「総員、庁舎前に体操服で集合。準備物件。体操帽、隊歌集(歌詞カードみたいなやつ)、白手」
「かかれ!!」
と同時にみんなが一斉に部屋を飛び出す。
階段を駆け下りながら、同期たちが「やばい、やばい。怖い」
自分たちの部屋がある通路に行った途端、唖然とした。
通路に散らばった、靴、ベットシーツ、洗濯物、制服、帽子、なぜかベットのフレーム、地面が見えないぐらい散らばっていた。そして、重なったベットマット。奥が見えない。これが台風かと思いながらやっと自分の部屋に辿り着く。なぜかドアがない。そうベットマットが入り口を塞いでいる。
しかも見事にちょうどのサイズなのだ。
元々ベットを差し込む場所かのように本当にちょうど
そのベットを取らないと中に入れない。
5ふんぐらい無駄に消費しているうちに、他の部屋の同期たちは、自分の服を探しに駆け回る。
準備物件があったことに気付く。
無理だ。終わった。
「〇〇(同期の名前)の体操服ここにあるよ〜〜」、「隊歌集あった」とか色んな声が聞こえる。
部屋に入ると、さらに衝撃の光景が
なぜかベットが2段ベットになっている。もちろん通常は一人1台
諸先輩たちは本当に色々よく思いつくなと思いながら、自分の服を探す。
もちろんロッカーすら自分の部屋にない奴もいるので、まずはロッカーを探すところから始まる。
そうこうしているうちに準備ができた同期はみんなを置いて隊を出ていく。
もちろんそいつらは「同期を見捨てるのか」と怒鳴られ帰ってくる。
もちろんこんな状況下で他人の面倒を見ることができるやつがいるわけがない。
そうこうしていると準備物件がどこにもないやつが現れる。
みんなで探すが一向に見つかる気配がない。
痺れを切らした上官は「もういいから出てこい」と
みんなで庁舎前に整列すると説教が始まる。また周りの上官たちが吠え始める。
「入隊式の時なんであんなにダラダラ行動してたんだ」とのこと
「半ば、右向け右」「腕立て伏せ用意」
これから終わりの見えない戦いが始まる。
そして、火に照らされたアスファルトは死ぬほどあつい。
支えを右手、左手と交互に替えながら、上官が数える回数に遅れないよう腕立て伏せをする。
どれぐらい時間が経ったかもわからない。ひたすら腕立て
やっと終わったかと思ったら、腕を伸ばした姿勢でキープ。ひたすらキープ。これがまたやばい。
手の皮が剥けるぐらい地面があつい。
「気をつけ!!」上官の号令
やっと終わった。と思ったら
「続いて総員起こし訓練を行う。1600(ヒトロクマルマル)から実施する。それまでに居室を整理せよ。」
みんな疲れすぎて返事ができない。
「聞いてんのか!」(上官)
「はい!!」(学生)
「かかれ」(上官)
蜘蛛の子を散らしたように一斉にダッシュし、隊舎に向かう。
みんな必死に隊舎を、部屋を片付ける。
なんせ、あと5分後に「総員起こし訓練」が始まるのだから。
to be continued
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